華泉-Hanaizumi- は、現在準備中です。

2021/07/28 01:12

華泉onlineshopに2018年に出版した著書を追加しました。


ネットショップを運営してるのが、どんな人なのかを知っていただくのに、この著書を見てもらうのが一番解りやすいかなと思い、このたび著書をネットショップに追加しました。

この著書は、私がある機関誌に何年も投稿していた文章をまとめたもので、2018年に出版しました。中国茶を知らない友達に話をするつつもりで、初心者の皆さんに中国茶に興味を持ってもらえたらという気持ちで書きました。


第1章では中国茶の楽しみ方についてふれています。私が思う中国茶の良さや楽しみ方を綴っています。


忙しい日常の中で、やかんでお湯が沸くのを待つ時間を楽しむココロの余裕がもてたら、きっと気持ちもゆったりリラックス出来るのではないでしょうか。そんなココロの余裕を持つのに一番適しているのがお茶を淹れる事だと思います。著書のサブタイトル「ココロがゆるむ10分間リラックス」は、そんな思いを込めてつけました。


そして、お茶にはリラックス出来るもの、リフレッシュ出来るもの、その両方があるのです。自分の体調や気分によって、その時飲むお茶を選ぶと良いという提案もさせていただいてます。


また、中国茶会では、茶道とは全く違う楽しみ方があります。中国茶会では、どんな楽しみ方が出来るのかも紹介しています。



第2章では中国茶の豆知識。私が中国茶を勉強してきた中で、面白いなと思った中国茶について書きました。


中国茶の勉強をするまでは、日本の茶道と中国茶は全く違うものだと思っていました。しかし、茶道は遣唐使が中国から持ち帰ってきたことが始まりだったのです。日本と中国の国民性の違いが今の日本と中国の茶文化の違いになっているように思います。


また、お茶を発見した人は”クスリ”の神様でもありました。お茶は最初クスリだったんです。お茶には身体に良い成分が色々と入っていて、スーパーフードの1つなんです。私自身、中国茶を飲むようになって腎臓の具合が良くなりました。子供の頃から健康診断で必ず再検査だったのが、ここ数年正常値になりました。


中国茶には何千種類もの茶葉が存在します。その茶葉は形状も香りも味わいも全く違います。様々な種類がある中国茶の面白さを知っていただけたらと思います。


また、様々な種類のある中国茶の中には、何十年もかけて熟成させるお茶があります。それはまるでワインのヴィンテージのようです。時間をかけ、その変化を楽しむ。私も自分で育てている茶葉があります。もう10年以上保存しています。はじめに買った時とは違う色や味わいになってきました。その変化を楽しめるのも中国茶の良さだと思います。



第3章では、中国茶の基礎知識。中国茶の分類の話や茶壺の話、初めてお茶の専門書を書いた陸羽にもふれています。

まずは中国茶には大きく分けて6種類のお茶があります。日本では中国茶=烏龍茶と思っている人が多いのですが、緑茶や紅茶も中国茶の一種です。


中国茶の茶葉は、形状も香りも味わいも様々で、それぞれに特徴があり、それぞれにきちんと名前もあります。中国茶の名前の付け方も様々で、名前を見ただけで、どこで作られた茶葉か、どんな形状の茶葉なのか、どんな香りの茶葉か判ります。


また、中国茶では、茶壺を育てる楽しみもあります。お茶を飲むだけでなく、その道具にもこだわり、長い時間をかけて、大切に茶壺を育てていく。そんな中国茶の世界は本当に奥深いと思います。


そして、お茶をやっている人なら、一度は聞いたことがある茶聖・陸羽についても書きました。陸羽が書いた「茶経」は現代でも通用するお茶の本だと思います



第4章では様々な種類がある烏龍茶について書いています。「烏龍茶」には茶葉の形状、香り、味わいの違うお茶が何種類もあります。そんな烏龍茶を紹介しています。岩茶、鳳凰単欉、台湾茶、東方美人。全て烏龍茶です。


岩茶は、世界遺産にも登録されている武夷山の岩肌に生息して茶樹から作られています。

鳳凰単欉は、一本の木という意味を持っています。

台湾茶は、中国の安渓から茶樹を移植したものから発展していきました。

東方美人は、ウンカという虫にかませた茶葉で製茶しています。


どのお茶も特徴があり、見た目も味わいも香りも全く違うお茶です。烏龍茶と一言でいっても、その種類は様々で、その違いを知るだけでも面白いです。





そして第5章では、お茶の淹れ方を写真付きで紹介しています。家に中国茶の茶器があるけど、使い方が判らないという方が、この本を読んで、中国茶を淹れられるようになったら良いなと思っています。


中国茶の茶器には、茶壺と蓋碗という2種類があります。その2種類の茶器で実際にお茶を淹れる様子を撮影し、写真で解説をしています。参考にしてください。


1章から5章まで読んでいただけたら、少しだけ中国茶について解る内容になっています。

中国茶に興味を持ち始めたかたに読んでいただければ嬉しいです。